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日本カトリック神学院は、共同生活を通して学んでいます。

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〒177-0052 東京都練馬区関町東2-7-10


ニカイア公会議1700周年記念公開神学講座のご案内


「希望の巡礼」を志す2025年の通常聖年の一年が始まっています。この聖年公布の大勅書のなかでフランシスコ前教皇は、本年がニカイア公会議開催(325年)から1700周年の記念の年であることに注意を喚起しています。 ニカイア公会議が開催された四世紀という時代は、神学者たちのせめぎ合いのひとときでもあり、救済的な神経験を求める神学者こそが教会共同体の基本的な土台を据えたことが再評価されています。翻って日本カトリック教会の小教区では聖書の黙想や講話および分かち合いは数多く実施されているにもかかわらず、聖書のメッセージに対して神学的な洗練(共同体的な真実の把握の仕方)を加えた古代教父たちの多様な表現の試行錯誤のあとの意義が顧みられることが稀です。しかし、神学が抜かされたかたちでの、現に今を生きている私たちの次元のみにおける聖書の分かち合いや実践に終始するばかりだけならば、教会共同体の二千年にわたる豊かな聖書解釈の伝統から何も学んでいないことになります。 そこで、わたしたち日本カトリック神学院は、ニカイア公会議を記念する講座を設けることで神学的思索を深める場を提供し、キリスト者の信仰共同体が継承しているキリストによる救いの実現に向かう歩みを再確認したいと願っています。みなさまの御参加をお待ちしています。

 日にち  午前  午後
 818日(月)  阿部仲麻呂師
ニカイア公会議前後の
アレクサンドレイア学派
神学の頌栄的思惟について
桑原直己氏
トマス・アクィナスと
ペルソナ(仮題)
 819日(火)  土橋茂樹氏
1、ニカイア公会議とは?ーその前史と神学的意義
2、ニカイア公会議のもたらしたものーその後の展開と論争の布置
 小笠原優師
今日の聖書ブームとニカイア信条
 820日(水)  山中大樹師
ニケア以前のキリスト論?:
正典福音書はイエス・キリストを
どのように理解し表現しているか
 牧山強美師
信仰宣言「罪のゆるしを信じます」
について
 821日(木)  石井祥裕氏
信仰宣言とミサ
 浅井太郎師
アウグスティヌスのキリスト論
 822日(金)  大山悟師
スピリチュアルケアと神信仰
 白浜満司教
ミサにおける信仰告白
「わたし」と「わたしたち」


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